三洋電機の洗濯機に続く電解水もの

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070118-00000015-fsi-ind

三洋電機は17日、同社が空気清浄機や加湿器に使っている電解水ノロウイルスを抑制する効果のあることを群馬県衛生環境研究所との共同実験で確認したと発表した。同社の電解水技術は、水道水を電気分解して除菌作用を持たせたもので、同社はこれまでに、鳥インフルエンザやアレルギー物質などの抑制効果も確認している。

通常の水道水の約10倍となる1リットル当たり2ミリグラムの塩素濃度を持つ電解水を放出したところ、感染力を示す「感染価」が99%以上低減できた。

三洋は電解水の除菌作用に注目し、1987年から洗濯機や自販機などに活用してきた。昨年8月には空気清浄機など5製品を発表。環境関連製品の強化を図っている。

えーと・・・10倍の塩素濃度で除菌できましたって話してますか?漂白剤でも作ってんの?と思ったが。
2.2.2 電解水:水の話

うすい食塩水を隔膜で仕切り、膜の両側に電極を挿入して電気分解を行ったとき、アノード側に強酸性電解水と称する水溶液ができます。殺菌力が強く残留性がないことから、驚異の水として病院や食品業界で話題になりました。


 機能水研究所がこの水を分析した結果が発表されています。その結果は殺菌力のある主成分として次亜塩素酸(HClO)と分子状塩素(Cl2)が検出されています。これはアノード側に移動したCl-が電極で電子を放出してCl2となるとともに、水と反応して次亜塩素酸が生成したものです。次亜塩素酸はpH5付近で最も殺菌力が強く、この条件が揃ったものです。この例はいわゆる電気分解で機能的な水が作り出されたものといえます。


 ただ一言付け加えるならば、次亜塩素酸の水溶液に希塩酸を加えてpH5前後に調節すれば、強酸性電解水と同じ水が得られます。こうすれば、高価な電解水製造器を必要としないことになります。

http://atom11.phys.ocha.ac.jp/wwatch/alkalli/list.html

電解水は水の電気分解を行うことによってできたpHの異なる水のことである。酸性の強いものは殺菌に、アルカリ性の強いものは洗浄用に用いられている。弱アルカリのものは飲用や調理用、弱酸性のものはスキンケア用としてそれぞれ用いられている。電解質を添加して電気分解すると強酸(アルカリ)性の水をつくることができる。電解質があまり存在しない状態で電気分解すると弱酸(アルカリ)性の水をつくることができる。
 強酸性水で医療器具などを滅菌すると院内感染を防ぐ効果があるので、医療への応用を目的として積極的に研究・開発が進んでいる。効果をもたらす物質は次亜塩素酸であることがわかっている。水処理の結果が簡単に何らかの測定値として得られて、効果に再現性があるようなときは、説明するための原理を無理矢理考えなくても済むということらしい。強酸性水の説明で変な話がでてくることはほとんどない。

次亜塩素酸が発生するとかで電解水の殺菌効果は本当らしい。塩次亜塩素酸水噴霧器か。プールの臭いがするのかなぁ。