韓国のガンダム裁判コピペはウソ?

この噂が、当初からありうる話としてささやかれた背景は、国際的な常識から言っても起こりうる話であると思われていたからである。これが常識に反した(裁判として正しいかどうかは脇において)異常な事態と考える方が、はっきり言って常識がないといわざるを得ない。なぜなら、固有名詞といえども、社会的に一般名詞化してしまうと、法的に商標として認められなくなってしまうのは世界的にほぼ常識といっていい事柄だからである。

日本においても、「エスカレーター(オーチス・エレベーター社の商標)」をはじめとして、「ういろう」「天むす」など、普通名詞化してしまっている商標など枚挙に暇がない。記憶に新しいところで日本と関連がある話では、2002年のオーストリアでのWalkman 商標裁判がある。

疑問なのだが韓国ではガンダムウォークマンと同じ程一般化しているのだろうか。
だったら韓国人に先行者を見せても「何だあのガンダムwww」と反応するのか?信じられんなぁ。

今現在、韓国ガンダム裁判が事実であると主張している人は、概ね2005年に出現したこの年表部分のコピペを根拠にしている。ご多分に漏れず、山口氏もこのコピペに全面的に依拠しているようだ。しかし、このコピペはそんなに信用できるものなの?

コピペは確かに信用できないかもしれない。だけどハングルできる人が自分で確かめれば良いことだし、本当にデマなら在日の反論とかありそうだよなぁ。

韓国特許法院をこそ分析してそれに依拠すべきなのだろうがと思うと、実はWikipediaのノートに既にそのような議論と分析が記載されていた。

年表のソースといわれた資料の内容がこのノートの分析どおりだとしたら、あの年表はかなりうさんくさいものと認識しなければならないのではないだろうか?コピペ年表を鵜呑みにして裏をとらずに記事にするのはいかがなものと思うんだけどね。

結局いえることは、ガンダムの商標登録のときちょっともめて、その事実に尾ひれがついて都市伝説化したというのが妥当な結論なのではないのだろうか?

はて、どうなっているのやら。

韓国特許庁のホームページを見てみたのですが、
http://rgst.kipris.or.kr/rgst/rgin1000a.do?rgstno=4003293630000
株式会社サンライズにより
1994年9月28日:出願
1995年11月30日:登録決定
2005年12月14日:商標権存続期間更新登録出願
2006年3月7日:登録決定
と、なっています。
少なくともWeb上の記録では、「商標登録無効」の事実は確認できません

確認しようとしたら、間の悪いことにシステムメンテ中みたいですね。

http://www.excite-webtl.jp/world/korean/web/?wb_url=http%3A%2F%2Frgst.kipris.or.kr%2F&wb_lp=KOJA&wb_dis=2&wb_submit=+%E7%BF%BB+%E8%A8%B3+

確認マダー?って今開いてもメンテ中の表示だった。