イヴの時間

ネタバレですよと。

今作『イヴの時間』は、通常のアニメーション作品のスタッフワークの枠組を借りつつも、比較的少人数で制作されています(現在進行形…)。1話15分程度の短編を6本、だいたい2ヶ月ごとに発表してゆく予定です。

http://www.studio-rikka.com/eve/

というわけで一話が配信されたとの知らせを聞き、さっそく視聴。

yahoo動画の先行配信に続いて公式でflashの配信してます。こっちの方が観やすいでしょう。
冒頭のデジタルマップはいかにもSF的なイメージですね。電脳メガネとかメタルとか補助電脳とか出てきそうな気分ですw
短いので無駄なくテンポ良く物語りが展開していくと思われますが、いきなりアンドロイドのお腹が開いているシーンが登場。アトムみたいにお腹が開くんですね。主人公の家にいる女性型アンドロイドなんですが田中理恵が演じています。いかにもアンドロイドですという喋り方を意識しているので萌えとか期待しないようにw
そして主人公は福山潤で、酔っ払いのお姉さんを演じるのは水谷優子。豪華だなぁ。
次にTVで流れるニュースやCMのシーンがありますが、そのまんま現代社会の風刺になっていてこれまたSFテイストに溢れていますねぇ。
機械が作った食べ物を食べますか?と問い掛けるCMは遺伝子組み替え食品の問題を思い起こさせます。新しい技術はそれだけで不安を呼ぶもの。例え安全だとしても信用できない人達が団体を作ってCMを流しているんでしょうね。ロボット依存症が「ドリ系」とか名づけられて取り沙汰されているのも「フィギュア族」とかいってオタク叩きをするワイドショーのパロディなワケだ。こういう小ネタは愉快ですなw
そして喫茶店イヴの時間」。これ、「水のコトバ」のあの店ですね。ファンサービスも兼ねた手抜き?w
やたら饒舌な女の子が登場しますが「居るんだろ?アンドロイド。」と問いかけた時、それまでと打って変わって無反応な間が開くことは伏線になっているんでしょうね。もしかすると角砂糖を口に入れるのも?それともタダの甘党ですか?
余談ですがYahoo動画で観たら重かったらしく饒舌な喋りの合間に妙な間ができました。ああそういう演出できたかと感心して観ていたんですが違うようです。なんだよw
そして回想しながら入れ替わる矢印。似ていると思っていたのは彼らの方だった、ってワケですね。まぁお互い様だということが明らかになって愕然とするシーンなのでしょう。こうやって相手を見る目が変わって話が動いていくと、まだまだ色々な認識の変化が起るんでしょうね。
タイトルは喫茶店の名前にもなっていますが、イヴはアダムの肋骨から作られたものということで、「イヴの時間」のイヴとは作られたもの=アンドロイドのことなんだろうか。
とすればアンドロイド=イヴが自由に過ごせる時間、イヴの時間に何が起きているのかを人間の主人公が知っていく物語ってことなのか。全6回、どこまで話が動くかな?