総括はもうすぐ

furukatsu氏がplummetの質問に回答、plummet氏もその内容を受けてメッセージを送っています。
これに対してさらに直接の回答というのは有りませんが、furukatsu氏はブログで9月4日にデモの総括を革命的非モテ同盟の公式声明として発表するとか。

さて、ここで上二つのご回答とまとめて触れさせて頂くことがあります。

『把握していません』『把握していません』『掌握しておりません』

 仮にも、計画段階で百人レベルの集団行動(解放デモのこと)を起こそうとする団体のリーダーが、なんともはや、自らのグループを掌握できていないことでしょう。正直、ここまでこれらの言葉が並ぶとは思っておりませんでした。あなたの得意分野である軍事において、これは組織としていかがなものでしょうや?(反語ですので質問ではありません)

 ご自身『大変申し訳なく』とお書きになった時点で、忸怩たるものがあったのではないかと期待する、いや信じる次第です。でなければ救いがない。

 思うにあなた(方)は、「パロディ」としての行動様式しか、ついに持ち得なかったのではないでしょうか。

 とすれば、このていたらくも納得できます。同時に、当日の参加人数が把握していた予定人数の何倍にもふくれあがってしまう無計画さ、その他当日の各種gdgdっぷり、「ひみつ結社」(またしても失礼します)でのカオスや、リーダーであるあなたにまったく従おうとしないメンバーたちの言動――そういうものが理解できます。なにもかもパロディ。だから組織としての体など為していなくても不思議はない。あなた(方)そのものが、組織というものの、出来の悪いパロディだった。100人、現実には500人もの人の体を一時的に預かる側としての、その覚悟のなさは一体どうしたことでしょう。

 そのくせ、あなた(方)は「本気」だった。

 パロディと本気の無自覚なカオスが、私が指摘する『政治的社会的詐欺行為』というあのデモを生んだのだと、これらのご回答をいただいたことで強く感じました。

私はあなたにつきまとう『中核派という呪い』について言及しました。その時点では、あなたはまだ『呪われていた』。あなたにずっとつきまとうものとして。過去のマイナスではなく、進行形の、今のマイナス。

 そうであるはずだった。

 しかし、実行委員会内の紛糾の果てに、あなたは、自分が率いていたはずの組織から追放されるという憂き目を見ました。そして外部から、今回のコミケ会場での、彼らの愚行を見聞したはずです。

 その二つの事実は、あなたを『呪い』から解き放つかもしれません。

 今はあなたが、マイナスを、過去のものと出来る岐路にあると思います。


 今後の活動、というものを考えるなら、あなたはゲバスタイルを、『革命的』という言葉を、『革命』そのものを、捨てるべきです。それにまつわる全てのものを。『呪い』の残骸を振り捨てて、違う形を模索すべきです。それらを追いかけたあなたが、今得ているものはなんでしょう? そこにある、そんなもののために、『社会運動』をしてきたわけではありませんね?


 非モテを、オタクを、解放する。その理念には、誰にも何もケチをつけることは出来ません。私自身、その理念を批判否定するつもりはありませんし、してはなりません。

 今回は、やり方が何もかも間違っていたのです。それが政治であることに無自覚な人を、自分の政治のために使ってはいけません。無自覚な彼らの喜びを、自らへ向けた讃辞だと思ってはいけません。彼らのために戦うことは賞賛されますが、彼らをあなたの戦いの道具にしてはいけません。戦いに参加していない人たちを、勝手に参戦者とみなしてはなりません。ましてや自分たちの精神的充足のために、彼らを利用してはなりません。