ちょっとSFでも

なんと、ワープです

Alcubierreの紹介のところで、「ロケットの前方の空間をちぢめ、後方の 空間を伸ばす」というのがワープの原理だと書いたんだけど、別にそうし なくたってワープはできるよ、というのが「Warp Drive With Zero Expansion」というタイトルのNatarioの論文。 もっとも前方の空間は半径方向に縮みつつ、それと直角な方向に広がる(後方ではこの逆)ことによって全体としては膨張なしになっているということなんで、今度は空間を掻き分けて進む、という感じかな。

空間が円からT字に変わるわけか。その時中心にいると後ろが細長く伸びるから「T」の交差部分に押し出されて、両脇には前後の圧縮された空間が伸びている。
宇宙船は止まったまま空間の伸展に「乗って」いただけなのだが、目の前には目的地がある。後は動く歩道を降りるようにちょっと移動してやれば良い。
・・・空間が圧縮されてる場所で宇宙船の速度は圧縮されないのだろうか?
「物理学者によるタイムパラドックス分析」
パラドックス面白いわー。予定が狂うのか、有り得ない物が有り得てしまうのか・・・
宇宙は自然選択で進化する?
事象の地平線については素養が足りないんで図をみてピンときませんでしたが、宇宙はブラックホールから生まれる為にブラックホールが生じやすい宇宙になるというのは面白い。