マスコミの存在価値は維持できるのかって話

マスメディアって専門家と一般人の媒介じゃないの?っていうことで、もっと知識が無くて良いのかという問題。軍事なんか特に酷いと言われてますが医療関係も医者が怒ってるし科学だって・・・うーむ。

第一は、端的にじゃあ小学校の先生は小学生かよという話で、相手の反応を予測し・先取りしてより有効なコミュニケーションを実現しようとしたら相手より高い能力が必要になるのがむしろ当然であるという話。第二は、じゃあ専門家にとってマスメディアの相手をするメリットって何なのさという点にあり、まあ一昔前までは世間に広く事実を知らせたり意見を表明しようとするとマスメディアしか実効性の高い手段はなかったのでその活用を試みることに意味があっただろうと思うのだが、いまならウェブだのメイルだのでいいんじゃねえ?という気がするわけ。そういう手段なら内容も出し方も自分でコントロールできるわけで、誤解・曲解される危険性を背負ってマスメディアを利用しなくてはならないものだろうかと。情報にしろ知見にしろ「専門家」の側としてはある種の商品として持っているわけで、その有効活用ということを考えたときに素人同然のマスメディアを相手にしたい人がどの程度いるのか。まあいるだろうとは思うけど減ってきていたり、逆に相手から情報を受ける側の立場から見ても中継者の能力が信用できないので発信元を直接確認したくなるとか、そういうことが積み重なっていまの新聞だのテレビだのの業績悪化になってるんじゃないかと、そういう話。

ネット上のマスメディア批判を網羅した感じ。
非常にどうでもいいんですがTVで美輪明宏が「男はTV見ないから情報を持っていない」とか言ってました。アホか。
まぁTVで「ネットで情報得るからもうTVなんか見ない」とは言えないし、TVで活躍するタレントらしい発言で香ばしい限り、仕方ないですねっちゅう話だけども。