変態技術

三井化学は25日、二酸化炭素(CO2)からプラスチック樹脂の原料として必要なメタノール
製造する試験設備を建設すると発表した。同社によると、CO2を原料とする製造設備を作る
のは化学メーカーとして世界初という。

原油価格の高騰で石油化学製品の値上げが相次ぐなか、トウモロコシのでんぷんからポリ
乳酸を製造して樹脂原料とする方法は一般的になりつつある。今後も“脱石油”に向けた取
り組みが加速しそうだ。

CO2をプラスチックに・・・マジか。
バイオエタノールも注目されてるし、石油依存が減らせるだろうか。

 英国の現在の砂糖生産量は欧州連合EU)の輸出割り当て量を超えている。今回、同工場が建設された主な目的は、こうした規制により輸出できない余剰の砂糖、約11万トンを使用することだという。

作っても輸出しちゃいけないことになってるので生産力が余ってるのか。

既存の自動車を使いながらCO2を減らすことのできる燃料として日本でも注目され始めているのが、サトウキビなど植物から作られるバイオエタノールだ。しかし、普及への問題点もある。国内でバイオエタノールを生産する場所がないということだ。ブラジルなどからの輸入だけに頼らざるを得ないというのでは不安定だ。
 そこで、アサヒビールは、沖縄・伊江島、九州沖縄農業研究センターと組み、国産で安いバイオエタノールを作る実験を始めている。アサヒビールの研究員・小原聡さん(33歳)は、「アルコールの会社だからアルコールで地球に貢献することをしたい」と語る。
 その実験の舞台となるのが沖縄本島の北部にある伊江島だ。基幹産業はサトウキビから作る砂糖の生産である。しかしそのサトウキビの生産量は年々減りつづけ、今ではピーク時の10分の1に落ち込んでいる。
そこで、小原さんたちは、サトウキビから「砂糖とエタノール」を同時に作ることを提案。
九州沖縄農業研究センターとの共同研究で、従来の2倍以上の収穫ができるサトウキビを新しく開発した。つまりそれならば、砂糖の生産量を確保しつつ、バイオエタノールも作れるのだ。コストを抑えながら、関係者すべてにメリットをもたらす事業として成立させる狙いだ。最終的なバイオエタノールの製造コストの目標は1リッターあたり30円。ガソリン価格を凌ぐことも可能になる。

産業として砂糖の生産を守りつつエタノールも作りたいと。
色んなトコが頑張ってますねぇ。資源・産業・環境問題・国際関係と色々絡んで面白いかも。