ビッグサイトのエスカレーター

まずこれ。

当日乗り合わせたそうで、とりあえず痩せた後で良かったねぇあなたのせいとは言われないねぇなんて思ったりしたんですが。

 こういう事故が起こるとかならず、「マニアたちがお宝めがけて殺到したので大混雑して、そのせいで事故が起きた」と言う人が現れます。
 それはウソです。
 僕はその場にいたので、はっきり言います。会場のマニアたちは、事故が起こるまでは誰もエスカレーターで走ったり騒いだりしていませんでした。
 イベント主催者も、安全に関してはくどいほどアナウンスを重ねていました。開場時、すべてのお客さんたちの移動の先端にはかならずガードマンか移動担当のスタッフがいました。みんなを走らせないためです。そのせいで、本当に静かに会場できたのを見ました。

まぁ変に統制取れてるからな、と思ったものの・・・

エスカレーターのステップに二人並んで乗るのも狭いのに、無理やり3人とか4人も乗って、しかもその一人ひとりが想定の標準体重よりもすこし太めなのが多かったら、エスカレーターのブレーキも悲鳴を上げるのももっともだと思うよ。

まあそのあたりを全く想定していなのか、会場誘導があまりに杜撰でまったく危機管理の体を為していないことが最大の原因っぽいですが。

写真も表示されてますけど、あれで耐えられるわけないって状態ですね。途上国のバスじゃあるまいし乗り過ぎだっつーの。

 建築基準法では、事故機と同規模のエスカレーターは、少なくとも7・5トンの重量の人数を運べるモーターを設置するよう規定している。

 同社によると、事故を起こしたエスカレーターは重量が7・5トンを大幅に上回った場合、安全装置が働いてブレーキが作動し、徐々に減速しながら止まる仕組みで、9・36トンまで耐えられるよう設計されていた。

 9・36トンの重量は、各ステップに体重約60キロの大人2人が乗った状態。

神経質に安全を気にするコミケではスタッフの監視が有り、ステップ一段に二人までですね。・・・ってこの設計ヤバくね?
50キロの人が本を入れた10キロのカートを持って乗ることぐらい珍しくねーだろ。しかももっと重いヤツだって少なくないぞ。痩せてるのもすごいけど。こんなギリギリの設計じゃ止まるのは当然じゃないか。いままでよく事故にならなかったな・・・