餃子のアレ
頑張って隠したいようですが、また別のが・・・
生協連によれば、ジクロルボスが検出されたのはコープあいづから回収された「CO・OP手作り餃子40個入り」(560グラム)。昨年6月3日に製造され、ギョーザの皮から110ppm、具から0・42ppmが検出された。メタミドホスは検出されなかった。同じ日に製造された製品735ケース、8820袋が全国に流通し、回収は33袋にとどまっている。
昨年11月、コープあいづのバリューぷらざ店の職員から「においがきつくて食べられない」と生協連に連絡があった。コープあいづが、同店にあった同じ製造日の在庫を調べたところ、異臭を確認。他店でも同様の異臭が確認されたため全店からこの商品を撤去した。
当初、輸入元のJT子会社、ジェイティフーズなどがジクロルボスが検出された商品を検査したところ、トルエンやキシレン、ベンゼンが検出されたが、流通過程での汚染と判断し、農薬検査は行わなかった。今回の事件を受けて、生協連が改めて検査しジクロルボスが検出された。
おかしいと思えよJT・・・つか有機リン系殺虫剤て。
ジクロルボス - Wikipedia
TVでもやってましたねぇ。揮発性が高いのでちょっとやそっとのことでこの量は残らない。意図的混入ではないかと。
メタミドホスの件はやはり意図的混入って見方が強いですね。
偉い人だってこんなの見過ごせない。
小隊長氏はかなり早くからこのように。
ただ、地元住民の間では「知名度の割に給料が安く、月給は約1000元(約1万5000円)」という声もあり、「最近、雇用契約をめぐって労働争議があったばかりで、この工場で何が起きても不思議はない」(同社関係者)。
メトミドホスは有機リン系の殺虫剤ですから、冷凍餃子を加熱調理する際に、かなりの部分が加水分解されるでしょう。ということは、相当量のメトミドホスが餃子に含有されていなければ、あのような中毒事故は起きません。そして、それほどの量がニラなどの野菜類に残留していたというのは、極めて考えにくいことです。そうすると、やはり意図的な混入、もしくは何らかの事故と考えるのが自然と言うことになります。
メトミドホスって、輸入の際に、よく残留基準をオーバーして問題になっていた殺虫剤だよなあ…。
LD50が16〜21mg/kg(ラッテ経口)だから、分類上は「毒物」と言うことになりますね。ちなみに、LD50:30mg/kg以下の物質が毒物、それ以上300mg/kgまでが劇物、そしてそれ以上が普通物となります。日本でよく使われるフェニトロチオン(スミチオン)は1030mg/kgですから、これは普通物ですね。尤も、最近はもっと安全性の高い農薬が次々と開発されていますが。
「ニラ」から検出とありますが、これはどうなのかな。いくら毒物とは言え、農産物に残留していた程度でこんな中毒事件が起こるとは考えにくいですから、やっぱり製造段階で意図的に混入されたのでしょうか。
すんごい危険ですねぇ。最高ランクのずばり毒物。中国でも生産禁止。
メタミドホス - Wikipedia
中国では有機リン系農薬の最大許容残留量を穀物、野菜及び果物、食用植物油に分けて定めているが、メタミドホスについては野菜などには使用禁止のため、使用が認められている穀物に関して0.1ppm以下という残留基準しかない。検査はガスクロマトグラフによって行うことが中国国家規格(GB/T 5009.20-1996)に定められている。
しかしながら、1990年代より使用が禁止されているはずの野菜や果物に使用し、それが残留して中毒を起こす事例が多発したため、中国政府の関係部門は1995年ごろより使用禁止を検討するようになった。例えば広東省広州市では1995年から野菜栽培地域でのメタミドホスの販売と使用を禁止し、2001年10月からは市全域で販売と使用を禁止した。
2003年12月30日には中国農業省が全国を対象に段階的に制限する通達を出した。これにより2004年1月1日からメタミドホス、パラチオン、メチルパラチオン、モノクロトホス、ホスファミドンの5種類の高い毒性を有する有機リン系製剤の製造許可証を取り消し、同年6月30日から中国国内での製剤の販売と使用を禁止した。ついで2005年1月1日より、メタミドホスなどの高い毒性を有する有機リン系5種の原体製造企業を除く製剤製造企業の製剤登録を抹消し、同時に原体製造企業の製品の使用範囲を綿花、イネ、トウモロコシ、小麦の4作物のみに縮小させた。2007年1月1日からは国内全域で農業での使用と販売を禁止、2008年1月9日からはすでに契約済みの輸出向け製品を除いて生産も禁止した。2009年からは輸出向けも含めて全ての生産が禁止される。
しかもサリンと同じ症状が出る有機リン系。コリンエステラーゼ阻害ってヤツですか。怖さ倍増です。
そしてコメントで貼られていたこの記事。
市民病院は午後7時10分、救急隊から、二男の症状について「食中毒の疑い」と連絡を受けた。しかし、当直医らは「極めて短時間で発症しており、意識もはっきりしない。薬物中毒ではないか」と疑い、直ちに胃洗浄を行って解毒剤を投与。男性と妻についても同様の処置を取った。この時点で、原因はまだ明らかではなかったが、結果的に医師らの素早い判断が3人の命を救うことになる。
サリンの時も救急ドクターの素早い判断で処置したんですよねぇ。解毒剤だってアトロピンなんて毒を持って毒を制する(分解を邪魔されて多すぎるアセチルコリンが作用できないようにブロック)って話なので間違って使うとヤバイし、こういう的確な判断を下せる人ってマジすごいわ。
これからも妙な薬物中毒は起きそうだし、日本で使ってない薬にも対応できるよう目を光らせているのかな。
それにしてもありえねーよ天洋。
シラを切ったところでこの有り様。
29 名前:名無しさん@八周年[sage] 投稿日:2008/02/05(火) 19:19:08 id:LMqL90J70 >蒸し器のある施設に忘れた携帯電話を取りに入ったのだという ちょっと待て・・・ 私物持込は出来ないはずでは? 蒸し器って事は製造工程の一部だろう 38 名前:名無しさん@八周年[] 投稿日:2008/02/05(火) 19:19:39 id:DypPFvn90 >>29 ヒモ1本持ち込めないほどの 厳しい管理チェックって言ってたよね…
蒸し器ってどんなのだろ?
358 名前:名無しさん@八周年[sage] 投稿日:2008/02/05(火) 19:31:35 id:QAL84p0r0 これが表沙汰にならない会社、 気がつかない会社じゃもう終わりだろう? っていうかこのタイミングで発覚はなんだろうな? まさか、この事件を流せばギョーザが吹っ飛ぶと踏んだのか、 それとも労使側が天洋を陥れるための狂言か。
嘘告発なんかして当局ににらまれてもなぁ。
617 名前:名無しさん@八周年[] 投稿日:2008/02/05(火) 19:41:25 id:SgQQpo3W0 この工場、3年前にも問題起こしてる http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080131k0000e040082000c.html >証言によると、この工場ではメタミドホスは白菜やキャベツなどから検出されたという。 >また、この女性の夫によると、その前後にも同工場で加工・製造されたギョーザから >ゴキブリや紙くずが発見されたこともあったといい、行政当局もこれを確認したという。
やれやれ。
655 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2008/02/05(火) 19:43:18 ID:Yy5iDVqC0 悲惨な死亡事故を家族に口止めして隠し通せる会社なら、 農薬混入させた連中への口止めなんか楽勝だろうな。 657 名前:名無しさん@八周年[sage] 投稿日:2008/02/05(火) 19:43:21 ID:0o/HVwSJP ここって模範的工場なんだよね? 696 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2008/02/05(火) 19:44:55 id:DypPFvn90 >>657 中国でもっとも優良な、安全な企業だそうです。
もっとも賄賂と口止め料の使い方が優良な企業か?
そして麻生タソ。
釣りwww