これは・・・

 地上デジタル放送の新たなコピー制御方式であるダビング10(コピーナインス)の実用化に暗雲が漂い始めた。背景にあるのは,動画コンテンツをデジタル方式で保存可能な記録媒体やデジタル機器の購入者にコンテンツの権利者への補償金の支払いを義務付ける「私的録画補償金制度」を巡る家電業界と権利者団体の対立である。

権利者会議に参加する権利者団体は,私的録画補償金制度の存続を事あるごとに訴えてきた。例えば2007年7月には,権利者団体は私的録画補償金制度の存続を前提にしたうえで,地上デジタル放送におけるダビング10方式の導入に同意しているという趣旨の緊急声明を発表した。私的録画補償金制度の見直しについては,文化庁文化審議会著作権分科会の私的録音録画小委員会が議論を進めており,小委員会は2007年10月にこれまでの意見を取りまとめた「中間整理」を公表した。JEITAはこの中間整理に対して,「制度の維持や対象機器の拡大を前提にしたような議論は問題」,「技術的にコピー制限されているデジタルコンテンツの複製は補償の対象にする必要がない」といった見解を示した。それに対して権利者団体側は今回の公開質問状において,ダビング10方式の導入は権利者に適切な対価を還元することが前提になっているとしたうえで,「(JEITAが)私的録画補償金制度を否定するプレスリリースを出したことはコピーワンスの見直しに関する合意を破棄するものと理解して構わないか」と問い質している。

これは面白いことになってるなw
ダビング10が滅びるなら私的録音録画小委員会を応援するぞw