未だにデモは良くわからんが

自分はC72の一件でアキハバラ解放デモについて興味を持ったクチで。
plummet氏がいくらか危惧を示していたのを見て続報があればチェックしようかなと思っていた程度。そそれもそのまま忘れていた。そこであの事件。
ネット上で解放デモを批判した人物に対して、デモ関係者がコミケ会場で襲撃を計画しているという情報。なんだそりゃ?
そして会場での撮影未遂。コミケ終わった頃にはえらい事になってた。ネット上は火の海。なにこれ?どういうこと?と思って見て回ると、デモ批判をきっかけにコミケも巻き込んだ事件に発展する所だったという話が出てきて、コミケ帰りとしちゃ当然許せんと思うところで。
コミケという大きな舞台の存在は騒ぎを大きくして、当事者は勿論のこと後からこの件を知った人も出てきて喧喧諤諤、まぁ最終的にはデモ運営委員会の公式な謝罪・解散宣言という結果になった。


撮影未遂だとか尾行・住居の特定なんてのはコミケでも珍しい話じゃなく、サークル間のトラブルだろうという見方をする人もいたようだ。本当にそう思ってるのか、そういうことにしたい人なのかは知らんが。
じゃあ仮に「アキハバラ解放デモ運営委員会」というサークルだったら何か違うだろうか?コミケには参加していないが秋葉原でデモをやったと。その後コミケに別のサークルで参加している関係者が、デモ批判者のコミケ参加を知り、デモ側と何事か計画する。これはコミケ参加者が関わってはいるが、外から持ち込まれた問題であって、コミケを発端にした出来事ではない。
漫画家に対するストーカー行為が会場で行われる場合と何が違うんだという話もあったか。ミザリーの様に作品が気に入らないファンがいて、会場から尾行して監禁するようなことがあったとしても、参加者同士のトラブルであってコミケが責任を持つことではない。
襲撃計画の発端はデモ関係の批判である。コミケ会場でトラブルに発展した場合、巻き込まれたコミケが責任を問われるかどうかは微妙だが、コミケ参加者はコミケに火種が持ち込まれること自体に嫌悪感を示す。要するに「巻き込むんじゃねぇ」ということだ。デモやったのが秋葉原でも、オタクがそれに参加していても、コミケとは関係無いんで。そんなことも考えずに「オタク解放」とか掲げたデモの関係者がオタクの聖地を荒らしたことで、このデモがオタクを担ぎ出しておきながらオタクの為に行われていないという印象が決定的に広まったと思う。
行きつけの居酒屋とか、お気に入りのメイドカフェとか、なんでもいいけど、大騒ぎにならない場所で計画されたら自分なんかがこの一軒にそれほど感心を持つことはなかったかもしれない。
良くも悪くも有名になったねぇ。なんにせよ物騒な話だったのは違いないけどねぇ。