IG・押井・高橋良輔
野良犬の塒から。
「歌謡の天使 クレープのマミ」wwwクリーミィな立喰師だなぁおいw
案の定クソ長いセリフを喋らされたようで。
こういう話だったんだなって。第1話を見たときの、たぶん、こういう話なんだろうなっていう予測が当たったというか、そういう意味で見やすかったですね。
ただ、ラストが結構、僕は衝撃的でした。ああ、そういうふうにしたんだって、ちょっと意外でした。
アニメーションは映像ですが、どこか模型を作っている感じがあるんです。模型はあくまで模型ではあるのですが、模型そのものの存在感というか、リアリティがある。そういうものを作りたかったんです。
制作する側には、志は違えども、そのなかに実写的と言われる要素が入っているんです。たとえばレンズの画角を意識した画作りを、アニメ界全体が好んでいる状況があって。アニメーターのなかにも、実写の画角で描いてみたいとか、あの画角がすごくカッコいい、という感じで。
演出の方もそうですが、そういう現場の憧れみたいなものが、この作品の場合は、利用できたんじゃないかな、と思います。
本当は、実は共通点とかはないと思うんですね。ただ現在を生きるということの意味というか、最大射程の部分が一緒なんだと思います。
それはたぶん、良輔さんの作品ではネパールのような国を舞台に、いまの戦争のありようをリアルに描いた作品で、僕のは架空のヨーロッパを舞台に、架空の戦争の話を描いているという感じで。実際には、やっぱり現在に生きている若い人が、どう生きていくべきなのか、そういう話を目指しているので。
でも、映画って基本的にそういうものだと思っています。いま、そういうことを正面きってやるのは、もしかしたらアニメーションだけなのかもしれないですね。むしろ、そのことに、何か頭にきたこともありますが(笑)。
一本芯の通った、現実のネガというか、虚構なんだけど本当のことが反射して見えるような、そんなものを作りたいということかなぁ。
物語を緻密に作っていくと、表現していないことまで受けての方で勝手に見てしまうというか、そういう媒介足り得るものを。
続きにはネタバレがあるけど、この作品はネタバレしたからって価値を減ずるようなものでもないかな?
今ふっと気付いた。ウドの缶コーヒーの空き缶どこ行った?・・・捨てられたか。わざわざ高い所へ置いたはずなのに・・・
Yahoo!動画で1〜4話配信中。未見の人は是非。脚本合宿まで開いてセリフのやりとりを煮詰めていてキャラクターの描写がしっかりしている上、頻度は少ないもののその分力の入ったアクションシーンも迫力がある。良作。