ネオ・ファンタジア
カートゥーンネットワークにカートゥーンミッドナイトという枠がありまして。
うちじゃ視聴できないんですけどね。ただ、番組ガイド眺めてたらあの猫がいたもんで。ネオ・ファンタジアなんて放送してたとは・・・
何かと思ったらこういう枠なんですねぇ。よしつねさんとこで紹介してたハル&ボンズもやってるじゃないですか。
・・・うおおお!ブルーノ・ボツェット短編集見てぇぇぇ!!
一応wikipedia
自分は2005年のリバイバル上映を見に行きました。音響が微妙でスピーカーがビリついていたのが残念でしたが、作品自体はとても素晴らしく満足でした。
ネオ・ファンタジアについてはこちらで詳しく紹介されてます。ブルーノ氏の公式HPで作品を一部視聴できるようですが、どうもかなり重いですね。
公式HP入り口はこちら。アニメーションで出迎えてくれます。英・伊二カ国語。
外部サイトも紹介していますが2004年の紹介なので現在は視聴出来ないものが多いようです。
それからキネマ旬報を引用したこちらの記事。
ネオ・ファンタジアにフェリーニが協力したという説が根強かったそうなんですが、無関係なんですね。
そういえばガイドブックを買ったまま読まずに放置していましたが、当然この話も載っています。公式HPだって紹介していたわけで、もったいないことをしていたなぁ。
こんど広島で上映した七作品は、ボッツェット自身のセレクションだという。「ネオ・ファンタジア」から「悲しみのワルツ」と「ボレロ」をピックアップしたセンスもいい。自分をよく知っている人だな、と思った。
ということですが、私もこの二つが気に入っています。You Tubeで見つけられたので興味があればどうぞ。
- bolero 1
「コカコーラ進化論」なんて表現した人もいました。何も無い場所に捨てられたコーラのビンから生まれた不定形の生物。それが進化しながらどんどん増えて、ラヴェルの「ボレロ」にのって行進する軽快な作品。始まったら誰にも止められません。本当はノンストップで見たいのですが、You Tubeなのでこちらは前半となります。
- bolero 2
続きです。最後は・・・やっぱねぇ。
- Allegro Non Troppo - Valse Triste
あの猫の登場する作品です。曲はシベリウス「悲しみのワルツ」。断っておきますが見て楽しくなるような作品ではありません。「悲しみのワルツ」という曲名に相応しい内容です。映画館で涙出そうになったくらい。
廃墟で猫が幸せそうな顔をする。それが幸せそうな程に余計悲しい。華奢な感じがまたたまらないねぇ。
映画館で見た時は、最後に消えていく場面でいくらか救いがあるような気がしたんですが、むしろまた悲しみを増すようにも思えますね。それ程までなのか・・・猫よ。
その他短編から二つ
同時放映だった「ミスターロッシの自動車」は見つからなかったので、どこかで薦めていた2作品を。
- Bruno Bozzetto animation - Adam
なるほど。あれが神様か。
- Yes - no (Bruno Bozzetto)
カメラで撮影したらしくノイズが入ってますね。
それにしてもブラックだ・・・良い?ダメ?てかw
あとこれは自分が気に入ったので。
- Bruno Bozzetto - Grasshoppers
思わず笑っちゃう戦いの歴史。ブラックユーモア最高w