薔薇乙女

溜まったビデオからオーベルデューレだけ拾って見た。よくできた話だな。原作者的にはどうなのか知らないが、アニメ版しか知らない自分にとっては十分だ。どうしてあんなに性格ねじくれたヤツに付きまとわれるのかよーくわかった。
深紅ってキャラクターはきっとアリスの完全性に拘るあまり、自分の作り上げた像に縛られてるんだな。完全な者のように振舞おうとするのだが、想定外の事態には通用しない。しかし対処できないことを露呈すれば完全性から遠ざかってしまう。それ故単独で立ち向かって結局失敗、ドツボにはまるわけだ。
いや、深紅好きなんだけど。自分を意識する分他人にも厳しいこと言っちゃうキツイ所とか、素直に好意を喜ばない可愛げの無い所とか・・・あれ?
完全性とか言うと水銀灯はどうなるって感じだけど、なんとなくヤツは最後に完成させるつもりで中断した「取っておき」だったんじゃないかという気もする。思うように作れなかった難産の子みたいな。

ところで30分前のウィンターガーデンってなんか・・・なんの脈絡も無くキャラクターを使った同人誌がアニメ化したようなそんな感じ?なんの説明もなくでじこが恋愛物やってる・・・それとも女優設定でウィンターガーデン出演中なんだろうか。まぁどうも見る気がしないんだが。
人形のような少女のキャラクターを「少女を目指した人形だから」って設定に包んで居直ったかのようなローゼンメイデンと比べるとまったく逆か。