環境問題とか

リサイクルは資源の無駄?

エコピープル|レポート07:芝浦工業大学工学部 材料工学科教授・学長事務代理 武田邦彦さん
http://www.kankyoshimin.org/jp/library/takeda/takeda10.html
いつの間にか「リサイクルしてはいけない」なんて本を出してたんですねぇ。
ぱっと見た分には対立しているように見えるかも知れない両者ですが、実は結構共通の主張もあるようです。
総合して大まかに

  • 再生しても原料と同価値にはまずならない
  • リサイクルに資源的なコストが掛かりすぎるのは本末転倒である
  • 使えるものは捨てずにその場で「再使用」すればゴミにならないしコストを掛けたリサイクルもしなくて済む
  • ゴミを減らす為には何よりむやみに物を持ち込まないというあたり前のことが大切
  • リサイクルはただやれば良いというものではなく方法が検討されるべき

ということですか。
例えばアルミの再生に燃料が必要でしょうが鉱物資源とエネルギー資源を天秤に掛けるわけで微妙かも。しかし空き缶をそのまま捨てればかさばるので資源よりゴミの問題になるでしょう。効率良く再生できるなら捨てるより良いかも知れません。
ちなみにアルミ缶はなかなか風化しないで残っているので、いくらか「ポイ」されることを前提として環境に配慮するならスチール缶を使うべきなんだそうです。欧米はみんなスチールだと某じいさんから聞きました。
本の内容への反論に登場するヤシ油の問題は石鹸運動を批判するメールマガジンで見たことがありますが、よく考えれば洗剤のメーカーは石鹸も作ってるわけで、同じ原料を使いまわすのも当然ですね。ダメじゃん。
地球のために、あえて合成洗剤を使う 創刊号 (2003年09月15日発行) | 地球のために、あえて合成洗剤を使う - メルマ!

石けんの原料は油脂です。多くは東南アジアの発展途上国から輸入されています。パーム油、ココナツ油といった石けんの原料になる油脂は食料にもなります。特にパーム油は大規模なプランテーションで作られています。プランテーションは、数百ヘクタールの熱帯雨林を破壊して作られます。

武田氏の問題にしたペットボトルは初期のリサイクルだとボトル以外の日用品になっていました。
http://www.petbottle-rec.gr.jp/product/pr_tayou_f.html
しかし現在では再びペットボトルを作ることが可能になっているようです。
http://www.petbottle-rec.gr.jp/more/mo_new_f.html
ここまで来てればそう悲観することもないかな?
武田氏は持論に沿ってこんな研究をしたそうな。これ、かっこいいねぇ。
NIPPONIA

関連していくつか

メールマガジンの筆者によるHP。石鹸運動の顛倒っぷりはこちらで。

堀孝弘氏がどんな人かと思って検索したら出てきたのがこの本。

「使い捨て」おもちゃ、「力で解決型」アニメの汎濫はフツーのことなのか。本書は問題点を具体的に指摘し、海外事情も紹介しながら、可能な解決策を提案。

第1部 おもちゃの使い捨てはあたりまえか(日本のおもちゃ・アニメをみなおす;海外のおもちゃ事情をしらべる―おもちゃ先進国ドイツ;ふたたび海外に進出する日本のおもちゃ、そしてアニメ);
第2部 アニメの暴力シーンはあたりまえか(アニメと子どもをめぐる環境の変化;アニメは子どもたちの体験をおぎなっているか;ゲームソフトの暴力化 ほか);
第3部 企業と市民の“新しい関係”は可能か(大きな会社にはかなわない?;いつまでも、これでいいことはない;小さな動きが世のなかを変える)

生真面目な人なのかも知れないがどうもオタクには厳しそうですなぁ。もうちょっと詳しく内容を知りたいところだが買う気には・・・

書名で追ったらこんなところにたどり着いてしまった。

 どんなに着飾ったところでも自分は80年代のアニメやマンガで申し子であることを否定できません。でもこのまま規制が進めば自分が見て育ったボトムズなどのおける戦争の悲惨さの描写やメガゾーン23などにおける愛情の尊さの描写などが否定され、まるで自分自身が否定されるような気持ちになります。

 その後、規制の波の潮流はかわり、やがて日本のアニメが海外進出するようになりました。わたしがアメリカにはなかったと感じていたものが日本のアニメやマンガの最大の武器となったのです。日本のアニメやマンガの最大の魅力は「子供向け」という枠組みから飛び出し、多種多様な物語の表現手段となり、確固とした独立のメディアとして目覚しい発達を遂げたところにあります。

NGOの代表ですか。
AMI (非政府組織) - Wikipedia