許せねぇ・・・てめぇの血は何型だ!

こいつを見てくださいよ。

マイクロソフト何やってんだ!
新年からこんな記事もあったわけですが相変わらずの世の中です。

なにをいまさら、という気もしますが、この「B型本」の姑息なマーケッティング・センスには、ある意味脱帽です。これまでさんざん差別してきた「B型」に向かって、「そのままでいいんだよ」と癒すという「エヴァンゲリオン」から学んだとしか思えない(嘘です)本を出して、さらにB型の懐から金を取ろうというのですから、これくらいB型を馬鹿にした話はないのですよ。でも、B型のみなさんもついつい買っちゃうから、ヒット商品になったわけね。もう、やんなっちゃいますね。

色んなものあるわホント。

 血液型と結婚。誰しも関心が高い2大テーマの“合体”ドラマが誕生!

これはひどい。なんというスイーツ(笑)脳。
そしたらダイエットも関心が高いですよね。

自然療法学を専門とする、ピーター・J・ダダモ博士は、血液健康法に着目し、自然療法の研究結果と臨床経験から、「血液型が異なれば、体のさまざまな部分で違いが表れ、ダイエットにも大きく影響する腸も、それぞれ異なるようだ。祖先からもらった身体的特徴が、現世に残されて今の4種類があり、血液型によってやせやすい&太りやすい食べ物や、適したダイエット法もそれぞれ違う」との考えに、行き着いたようです。

誰だよ。つーか現世てw
で極め付けがコレ。血液型と腸に注目!

オーダー乳酸菌の理論を基に、自己非自己を考えた免疫論、また、腸造血論からすると、腸内細菌にも輸血と同じ原理があてはまるはず、との考えから血液型乳酸菌が作られた。

◆腸造血論とは・・
 『千島学説』に基づく。岐阜大学教授であった千島喜久男博士は、食べ物の消化物が腸の繊毛に附着し、それが腸粘膜に吸収される過程で、アメーバに近い姿に移行し、やがて赤血球に成熟し、それが血管に流れ込むのを確認した。

千島学説キタ━━━━y=ー( ゚д゚)・∵.━━━━ン!
ただ乳酸菌についてはまったく根拠の無いものでは無くて、千島学説持ち出したサイトがアホなだけ。

血液型別ヨーグルトって、もしかして血液型占いとか血液型性格判断のような怪しげなものかと思いきや、どうやらまともな科学的根拠のある製品らしい。記事には乳酸菌が腸の表面のムチンと結合する様子がイラストで解説されているが、要するにA型、B型などのヒトの血液型別に腸に留まりやすい特定の乳酸菌が見つかったということらしい。

ある大学と某大手メーカーなんてもったいぶっているけど、特許を取得しているのならすぐに見つかるだろうと思って探してみると、「乳酸菌」and 「血液型」でヒットしたのは、ただ1件、特開2004-101249「プロバイオティクス乳酸菌のスクリーニング方法」だけ(少なくともこの特許はまだ登録されていないようだけど)。出願人は明治乳業株式会社と財団法人糧食研究会、発明者に東北大学の齋藤忠夫教授他のメンバーが名を連ねている。この特許明細書によると

近年、ヒト大腸ムチン(human colon mucin:HCM)を構成する糖鎖の化学構造が、ABO式血液型により異なることが報告(例えば、非特許文献1参照。)された。この科学的事実は、血液型が異なれば各人の消化管ムチンの糖鎖構造も異なり、そこに付着増殖するプロバイオティック乳酸菌の種類が異なることを強く示唆している。

血液型に応じて消化管のムチンが違っていることを発見したので、ムチンの種類によって乳酸菌も変えましょうと。乳酸菌と血液型の間に直接関わりを見つけたんじゃなくて、間にムチンがあるわけです。
腸と血液型で変な連想さえしなければそんなにおかしなシロモノではないんですけどねぇ。トンデモはトンデモを呼ぶってやつですな。

なんだか知らんが特別扱い

一部では「生まれつき特別な子供」っていうのがいると信じられているわけです。

直感力に優れいているインディゴは「嘘発見器」的な、鋭い感性を持っていますので、周りの嘘には敏感です。
誰かが嘘をついている時には、インディゴは即座に見抜きます。
また相手が心から真実を話していない時、理解していない時にも、即座に感知します。
真実を正直に話してくれることを望み、誠実な対応を受けていないときなども敏感に見抜きます。

というインディゴチルドレンの特徴を見るとき、集団生活での困ったくん困ったちゃんのなかに、こうした性質を顕著に認めることができるかもしれません。

インディゴだのクリスタルなんて名前を付けなきゃ「変わった子」と向き合うことができないのか。
普通の子供というイメージに振り回されてそこから外れた子供を分類したがるのは差別じゃないのかね。

はっきりと認定できない曖昧なケースもある。自閉症において、知的障害を伴うが並外れた能力を持つサヴァン症候群をギフテッドに含むことは原則ないが、強い感情作用、驚異的な集中力、高い知能指数を持つアスペルガー症候群にはギフテッドの定義に合う子供が多い。アスペルガーの子供をギフテッドに入れるか発達障害児クラスに入れるかは、専門家や学校の判断に依る。

それは普通にアスペルガーなんじゃないのか?

日本国内においてギフテッドの定義が浸透しないのは、欧米の機会平等主義に対して日本が能力平等主義であること、一人一人の人間が天・神によって創られているという欧米の宗教観に対して日本では血にこだわる素朴遺伝観が強いといった差が要因にあると言われている。この相違点は氏か育ちか論争(Nature VS Nurture)にも繋がる。

いや、そもそもギフテッドなんて発想が遺伝子にこだわってるだろ。生まれつき優れている子供をそう呼ぶんじゃないのか。

「ギフテッドは生まれつき」という概念を浸透させるには、血にこだわる日本社会において遺伝子論争や優生思想を避けては通れないため、ギフテッド・プログラム導入には非常に慎重にならざるを得ない。しかし、たとえ100人に2人程度しかいないとはいえ、日本にいるギフテッドの子供達の支援も考えていく必要がある。

いいからそれぞれの子供が現在置かれた状態に応じて接してくれ。
大体「生まれつきこういう特性を持ってるんです」というだけなら名前なんかギフテッドでもアスペルガーでもどっちだって良いはずだ。なんか意味あるのか。