オタクにならない為に

オタクになっちゃいけないんかね。「時間を無駄にするな」ですか?
死に関する内容もいくつか見かけるブログですが、そういうことでしょうか。
「生まれたときから 死に向かって」とSIONが歌ってたっけなぁ。だからといって無駄なことを省いて生きられるとは思えない。それこそ無駄な抵抗ともなるような。

最後は、オタク文化の本丸のようなこの作品を、あえて選んでみました。目的は、この作品をオタク文化という文脈ではなく、もっと広い視点、広い視野に立ってとらえ直すことにあります。例えば、イリオモテヤマネコのくだりを「火の鳥」のように生と死という哲学的な側面からとらえ直す。「がんばれ元気」のように、ともが大学に受かるシークエンスを精緻な構成として評価する。「AKIRA」のように、物語内に造形された空間(例えばちよの家)に魅了される。「自虐の詩」のように、ちよ父を出さざるを得なかった作者のリビドーを感得する。「舞姫 テレプシコーラ」のように、そこに描かれた木村という教師にこめられた皮肉を、苦い現実としてあえて丸飲みする。「まんが道」のように、このマンガを書かざるを得なかった作者の業を思う。「What's Michael?」のように、大阪を心の底から笑う。「おれは鉄兵」のように、このマンガをあえて捨て街へ出る。「キャプテン」のように、全てのキャラクターを記号ではなく、でたらめで矛盾した存在として評価する。そんなふうに、このマンガを非オタク的な文脈で読むことができれば、もう、子供がオタク化する心配は皆無と言っても過言ではないでしょう。

それこそ立派なオタクじゃね?w
コミケあずまんが評論本出して売れるレベルw

こうして整理してみると、7つに別れたクラスターのうち4つが「オタクそのもの」を差し、残りの3つがそこから派生した「状態」や「状況」を指し示している。

但し、この分類はあくまでぼくのものなので、人によっては「ここが違う」とか「これはこうだ」という意見も当然あるだろう。またぼく自身、見落としていたり誤解している部分もあるかも知れない。そこのところは、ご意見ご感想など頂ければありがたい。

また、オタクという語の意味は、今現在も非常に流動的て、ダイナミックに変化し続けているので、このクラスター分けの寿命は短いように思う。例えば、4や5の意味は早晩淘汰されるのではないかと予想する。その意味では、現時点での記録という意味合いもある。

まぁこの言葉は特に落ち着かないですな。新しい言葉に自分の都合が良い意味を持たせて自分の領域で流通させようとするから多様化するのかなぁ。
オタクはオタクの好む意味でオタクと言い、非オタクは非オタクのそれ、マスコミもマスコミのそれで。風俗雑誌も風俗雑誌的に都合の良い性的な意味合いを強くして・・・てか。