自衛隊さらに戦力減

・子爆弾が10個未満
・1個あたりの重量が4kg以上
・攻撃対象を識別する機能
・自爆装置または無能力化装置

会議ではこれを「最新型」と呼び、自爆装置または無能力化装置のみを備えたものを「改良型」と呼んでいますが、この最新型は文字通りの意味での最新型というわけではなく、以前からあった種類のものです。それは対戦車用スマート子弾のことで、目標を赤外線で識別し、誘導装置付きの成型炸薬弾頭または自己鍛造弾頭を突入させる、対戦車兵器です。

そもそも目的が違う兵器じゃねーか、をい。

陸上自衛隊のMLRSに装填されているロケット弾は禁止の対象となるクラスター弾頭タイプしか保有していない為、このままでは一切使えなくなります。規制に触れないMLRS用のGPS誘導型単弾頭タイプ「XM31」ロケット弾を全車両分、緊急に用意する必要が出てきました。ただしこれは単弾頭なので、対戦車には殆ど意味がありません。弾頭は90kgの炸薬なので直撃すれば戦車も破壊できますが、単弾頭では確率論的に期待できません。そうなると対戦車誘導タイプと併用しないと、これまでの汎用型クラスター弾頭「M26」の代わりは務まりませんが、対戦車誘導タイプ「XM29」は開発中止になっていて選択できません。

戦車と戦う可能性が低いんだから持ってるわけないよな。開発はしてたのを中止したのか。

オスロ・プロセスより始まった今回のクラスター爆弾の規制には、アメリカ、ロシア、中国、韓国は参加していません。言うまでも無く北朝鮮もです。つまり日本の周辺国は全てこれまで通りなのに、日本だけが戦力を削られる羽目になっています。

日本は東アジアで唯一、地雷を廃棄した上にクラスター爆弾を廃棄することになります。

なんなのこの国?ねぇ?
8年猶予があるらしいが・・・その間にどれだけ予算を割いて穴埋めしなきゃならんのか・・・