交流電流

本当は交番電流の略が交流なので「交流電流」だと「交流電流電流」になってしまうのだろうか。
交流 - Wikipedia
そらともかく。
電場について見て回ってたらこういうのが引っかかってきたんですよ。

電力会社が発電機の都合で常にロスを生んでいて、過剰に送電した分は変電所で吸収している。そうやって余剰は棄ててるから節電が温暖化対策にならないというんですけども。
まぁそうなんだろうな。使用量の下がった状態が一定期間続かないと発電計画は変わらないと。それまでは同じ発電力を維持するので火力発電のCO2排出も減らないと。電気は溜めて置けないし、発電施設も急に止めたり動かしたりするのは大変だろうというか、今現在の消費電力に合わせるなんて小刻みな調整しながら運転できるとは思えん。しかし過剰設備を作らない為にピーク時の節電は有効なのではないかねぇ。
まぁそれはいいんですけど、ピーク以外に節電しても意味無いのはよくわかったし。ただちょっと引っかかったのが交流の説明の部分。なんか不思議だった。

 交流の性質の一つは貯めておくことができないということです。電線上をプラスとマイナスの電気が回転しながら前進しています。この状態を二次元モデルで表示すると単純な波の形になって見えますが、実態は一定のキリモミ状態で前進する電圧の波動を帯びた電流というカタチをしています。電流が波打った状態で流れている訳ではありません。二次元画像でみることができるあの見慣れた波形は、交流電流の電圧が半円状に分布している状態(サイン波)を平面の画像として表わしているモデルなのです。

 一回転で一周期となる電圧の山と谷との変化のダイナミズムを属性にもつこの電流を、毎秒50回転の発電機で生み出しているのが50ヘルツの交流電流です。山をプラスの電圧のピークとすれば、谷にあたる部分がマイナスの電圧のピークを表示しています。電流のサイクルは+と−が切り替わっているその周期のことです。波の形は電圧の傾斜曲線を反映しているもので、電流の姿を直接表示しているということではありません。

 円周を成り立たせている回転角は360度です。交流電流の場合プラス側の領域は0度から180度の間に割り当てられており、残りの181度から360度(0度)までの間がマイナス側の領域に割り当てられています。プラスの電気とマイナスの電気とが同じ比率で電線を共有しあっているのが交流電流の姿です。相反する極性をもつ電気相互間の位置を保たせている成分のことを、交流周波数と呼んでいます。交流という名の電流(電気エネルギー)の本質は、常に変化することで成り立っているというところにあるのです。貯めて置けない性質があるのは、変化しているという状態が必須の条件となっている電流だからです。

交流ってキリモミ回転してんの?(´・ω・`)
つか前進してるの?
http://www.iae.or.jp/energyinfo/energykaisetu/situmon0066.html

直流の場合はこの[電子の動く方向]が常に同じ方向なのじゃが、交流の場合は[電子の動く方向]が繰り返し反転しておるのじゃ。もう少し、具体的にいうと、交流発電機は発電機付近の[電子]を左右にゆさゆさと揺さぶっているのじゃ。この揺さぶりが電線の中を[光の速さで伝わって]、例えば家庭の電球の中(フィラメント)の[電子]を左右にゆさゆさと動かしているということじゃ。

 じゃから、[電流]とはいっても、発電機付近の[電子]が家庭の電球の中まで[流れて]移動しているわけではないのじゃよ。なので、[電流]という言葉から、ご質問の様な疑問が生まれるのはもっともなことじゃ。決して[へんてこりん]ではないと儂は思うのう。

「その場で波動が起きてる=移動してない」てことは前進って表現変じゃないか?
http://www.geocities.jp/hiroyuki0620785/ac/acaltanator3p.htm
・・・もしかしてこれ?
発電機の回転軸に120度ずつずらして3組配置したコイル。ここから位相の異なる電流が3本の電線に流れる。プラスとマイナスが交互に流れる交流を均等にずらしてあるので、3本の合計が0になる。
そりゃまー発電してる時には回転してますけど、電線1本ずつで見ればプラス・0・マイナス・0と繰り返してるだけでは。